【鹿児島・内装】美容院・サロンの店舗デザインで失敗しないためのポイント

店舗コンセプトの明確化

店舗コンセプトとは、その店舗が目指す世界観やブランドイメージのことを指します。例えば「ラグジュアリーでモダンな大人の隠れ家サロン」「ナチュラルでほっこりくつろげる地域密着型サロン」など、具体的にイメージを言語化することが大切です。

コンセプトを明確にすることで、内装デザインの方向性が定まります。若い男性向けならスタイリッシュでクールな雰囲気に、ファミリー層が中心ならあたたかみのある柔らかな雰囲気にするなど、コンセプトに沿ったトータルデザインを作り上げられます。

コンセプトが曖昧だとバラバラな印象の店内になってしまい、お客様に伝わるメッセージも弱くなります。内装業者に依頼する際も、明確なコンセプトがあればスムーズに意思疎通ができるでしょう。

ターゲット顧客層の把握

美容院やサロンの店舗デザインを検討する際、最も重要なポイントの一つがターゲットとする顧客層を明確にすることです。ターゲットとなる年齢層や性別、ライフスタイル、価値観などを具体的に把握することで、求められるサービスやデザインが見えてきます。

20代がターゲットであればSNS映えするフォトジェニックな内装やポップな色使いが好まれるでしょうし、30代以上は居心地のよさを追求したシックで洗練された空間が求められるかもしれません。

来店してほしい顧客像を明確にイメージし、そのニーズにマッチしたデザインを追求することが、選ばれる美容院・サロンになるための第一歩なのです。

居心地のよさを追求した店内レイアウト

美容院やサロンの店内レイアウトを考える際は、お客様の居心地のよさを最優先に設計することが大切です。

まず、待合スペースは広めに確保し、ゆったりとしたソファやテーブルを配置しましょう。雑誌や観葉植物などを置くことで、リラックスできる空間を演出できます。

次に、施術スペースは適度な間隔を空けて配置し、お客様のプライバシーにも配慮します。シャンプー台は半個室にするなど、人の目が気にならないよう工夫するとよいでしょう。

さらに、スタッフの動線にも注意が必要です。受付からバックヤードまでスムーズに移動でき、作業がしやすいレイアウトを心がけましょう。

加えて、トイレやパウダールームなどの水回りは清潔感を保ち、アメニティも充実させることが重要です。

このように、お客様の目線に立って、くつろぎながら施術を受けられる居心地のよい空間づくりを目指すことが、リピーターを増やすポイントとなるのです。

ブランドイメージを高める素材・カラー選定

美容院やサロンの内装デザインにおいて、素材やカラーの選定は店舗のブランドイメージを高めるうえで欠かせないポイントです。

素材選びでは、天然素材を取り入れることで高級感や落ち着きのある雰囲気を演出できます。一方、人工素材を使うとモダンでスタイリッシュな印象を与えることができます。店舗コンセプトに合わせて、これらの素材を適切に組み合わせることが重要です。

カラー選定に関しては色の持つ心理的効果を理解し、狙った印象を与えられるようにすることが大切です。例えば、落ち着いた雰囲気を出したい場合は、ベージュやグレーなどの柔らかい色を基調とし、アクセントカラーにゴールドやブラウンを使うのがおすすめです。一方、活気のある明るい雰囲気を演出したい場合は、白を基調にビビッドな色をポイントで取り入れるのが効果的です。

店舗のイメージに合ったカラーリングを行うことで、お客様の印象に残る内装デザインを実現できるでしょう。

機能性と清潔感のある設備・備品の導入

美容院やサロンの内装で失敗しないためには、オシャレさだけでなく機能性や清潔感も重視する必要があります。特に美容院特有の動作である、髪を洗う・切った髪を掃く・カラー剤や薬剤を使用するなどがスムーズに行えるよう、セットとシャンプー台の距離を近くしたり、カットスペースを掃除しやすい平らな床にしたりと、仕事がしやすくなる工夫が大切です。

また、セット椅子やシャンプー台、レセプション、待合椅子、照明、キャビネット、店販棚など、美容院に必要不可欠な設備や備品は、デザイン性だけでなく機能性や耐久性、メンテナンス性なども考慮して選定することが重要です。

衛生面の配慮も欠かせません。特にシャンプー台周りは、常に清潔に保つ必要があります。カビや汚れが溜まりにくい素材を選んだり、掃除がしやすい形状のものを導入したりと、日々のメンテナンスがしやすい設備を整えましょう。

観葉植物やインテリア雑貨で装飾することで、店内の雰囲気を和ませつつ、清潔感のある上質な空間を演出できます。

フォトジェニックなスポットの演出

美容院・サロンの内装で忘れてはならないのが、フォトジェニックなスポットの演出です。最近ではSNSで気に入ったヘアスタイルやサロンの雰囲気を写真におさめ、友人とシェアする人が増えています。そのため、写真映えするようなスポットを店内に作ることで、お客様に喜んでもらえるだけでなく、口コミでの集客効果も期待できます。

例えば、以下のようなスポットを作るのがおすすめです。

• おしゃれな装飾が施された待合スペース
• かわいい小物が置かれた撮影コーナー
• ネオンサインやウォールアートが映える壁
• 自然光が差し込む大きな窓辺

特に若い女性をターゲットにする場合はパステルカラーを使ったり、フラワーアレンジメントを飾ったりするなど、女性ウケする可愛らしい演出が効果的でしょう。

一方、大人の男女をターゲットにする場合は、スタイリッシュでモダンな雰囲気を醸し出すことが重要です。間接照明やアートを使って、落ち着いた大人の空間を演出しましょう。

内装で印象的なフォトスポットを用意することで、リピーターの増加とSNSを通じた集客アップが期待できるのです。