【鹿児島】店舗内装を依頼する工事業者のタイプやリフォームの注意点

店舗内装の業者タイプ1.工務店

工務店とは、地元に密着した営業スタイルをとっている住宅工事業者のことです。店舗内装だけでなく、住宅の建築や改築など様々な工事を総合的に引き受けています。工務店は、施工だけでなくデザイン・設計も行えます。そのため設計と施工を1つの業者に依頼したい場合は、有力な選択肢です。

ただし、工務店の場合は店舗内装に対する経験がないこともあります。施工経験がないようであれば、やはり依頼を避けた方が賢明です。ホームページがあれば、施工実績について確認してみてください。

店舗内装の業者タイプ2.内装業者

内装業者は、デザイン・設計・施工を一括して依頼できる業者です。1つの業者にまとめて依頼をした方が「窓口が少なくなる」「中間マージンが発生しないため費用を抑えられる」などのメリットがあります。

店舗内装を専門としているのであれば安心感は高いのですが、依頼先に施工のための職人がいない場合は下請けに依頼することになります。その分費用が高くなる可能性があるため、注意が必要です。

店舗内装の業者タイプ3.設計・デザイン事務所

設計・デザイン事務所の場合、基本的には施工と設計に分けられ、施工に関しては別会社に依頼することになります。ただし中には施工まで一括して受注できる会社もあるため、確認が必要です。

こちらに依頼するメリットは、デザイン性の高い設計を期待できることです。クオリティの高さにこだわるのであれば、よい選択肢の1つになります。しかし、設計が完成した後に施工業者を選び見積もりを作ることになるため、時間をかけてよい店舗にしたい、という方に向いているでしょう。

費用の回収ができるか

まず気を付けておきたいのが、改装後の営業によって費用を回収できるかどうかです。店舗改装には、多額の費用を必要とします。予算計画を誤ってしまうと、その後の営業で回収できず経営が苦しくなってしまう可能性があります。それだけに、予算を組むときには慎重さが必要です。

改装期間も事前に把握

改装期間を事前に把握しておくことも、重要な要素の1つです。改装期間は営業できず、売り上げがまったく発生しないことも考えられるためです。工期が長くなるほど売り上げゼロの期間が長くなり、経営に与える影響も大きくなります。

どのくらいの期間お店を閉じておけるのか、改装自体にかかる費用に加えてどれだけの間売り上げゼロで耐えられるのかも確認し、業者と相談しなくてはなりません。

ローンを組めない可能性も

事前に注意しておくべき点としては、金融機関から融資を断られてしまうことも挙げられます。店舗改装の費用は原則ローン払いができないため、金融機関のローンを利用するのが一般的です。しかし経営状況によってはローン審査に通らない可能性もあります。自己資金で改装できればよいのですが、そうでない場合はローン審査のことも考慮しておかなくてはなりません。

競合との差別化も意識

改装後の内装デザインは、競合との差別化も意識することが重要です。売り上げを出している人気店の内装を参考にすることは、特段問題ありません。しかしあまりに似てしまっていると、差別化ができず競合店の中で埋もれてしまいます。自店舗の魅力やコンセプトもしっかりと意識し、デザインを練ることが重要です。